谷峨駅の歴史

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谷峨駅 小さな無人駅だが、すれ違いのできる対向式ホームを備えている。近年改築された駅舎は、山間の駅にふさわしく赤いトンガリ屋根。駅前広場には、駅建設の際に出た大石がある。表面に人面のような模様があり、おめでたい顔をしていることから「福石」と呼ばれている。

谷峨駅ホーム

谷峨駅は昭和22年に開設された。それ以前は信 号所だった。改築前の旧駅舎は、いかにもひなびた山の駅という感じで人気があった。


線守稲荷縁起

酒匂川沿いの難所「箱根第二号隧道」は、工期が遅れに遅れた。この工事中、狐の巣穴をそれと知らずに壊してしまった。突貫工事の真っ最中だから、そんなことに気をとめる者も別段いなかったが、異変はその後に起きた。汽車が隧道に入ると、出口の所で真っ赤な旗を振る者がいる。大慌てで停車すると、誰もいない。こういう不思議なことが続いた。そんなある日のこと、停車せず一気に駆け抜けた豪気な機関車がいた。その後には、年を経た狐が無残な姿をさらしていたという。以後、奇怪な出来事はピタリと止んだ。哀れな老狐は、二号隧道の上に手厚く葬られた。これが「線守稲荷」の始まり。鉄道関係者が集まり、今も毎年4月に例祭が行われている。