足柄駅は昭和22年に開設されましたが、その設置実現については地元の並々ならぬ運動背景がありました。その実現への意欲は、足柄地区住民が用地及び資材を提供し、駅舎建設、ホームや線路の土盛り・切り土工事などに住民総出で取り組み、「眺める汽車から乗れる汽車にしよう」という意気込みでした。令和2年には、小山町役場足柄支所を兼ねた足柄駅前交流センターを併設する駅舎が完成しました。
- 所在地:静岡県駿東郡小山町竹之下4011
- 開業日:昭和22年
- 所在市町ホームページ:小山町公式サイト
小山町の観光情報
小山町観光情報サイト
小山町観光協会
- http://kanko-oyama.jp/
- 〒410-1326 静岡県駿東郡小山町用沢72-2
- TEL: 0550-76-5000
足柄駅の歴史
ローカルな、御殿場線のイメージを象徴するのが足柄駅だ。金時山の麓に位置し、前後には沿線屈指の車窓風景が展開する。上り下りの列車が、一つのホームに停車する島式ホームのひなびた無人駅である。跨線橋などもちろん無く、線路をまたいでホームから改札へと向かう。このレトロさは沿線の各駅中、ナンバーワンといえそう。駅周辺は宅地化が進んだが、少し歩けば、まだまだ昔ながらの農村風景を目にすることができる。駅前広場には、熊にまたがる金太郎の立派な像もある。
足柄駅
昭和40年頃の写真。昭和22年9月開業の足柄駅 は、戦後の御殿場線のイメージを象徴するような、ローカル色あふれる静かな駅だ。